
・簿記3級のネット試験を実際に受験した人の体験談を聞きたい!
・簿記3級のネット試験で一発合格するためのコツってあるのかな?
こんな悩みを解決します。
この記事を読むと、
「よし、簿記3級のネット試験に向けて今すぐ準備をはじめよう!」
と、前向きな気分になれます。
先日、2022年1月16日に、日商簿記3級のネット試験を受験してきました。
結果はもちろん、一発合格ですっ!!
同時に点数も公表されるのですが、結果は「95点」で見た目上では余裕の合格。
(合格ラインは70点以上です)
でも、実はけっこうギリギリでした。笑
実際に簿記3級を受験してきた体験談について、
これから受験を考えているあなたにとって、少しでも有益な情報となるように記事にしていきます。
本記事の内容
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- 簿記3級のネット試験とは?
- 簿記3級のネット試験を受けた感想
- 簿記3級のネット試験で一発合格するための3つのコツ
目次
簿記3級のネット試験とは?
あまり知られていないのもそのはず。
実は、簿記検定試験がインターネット(CBT試験)で受験できるようになったのは、2020年12月からです。
まだ歴史も浅く、はじまったばかりなんですね。
コロナ禍でも、今まで通り、多くの受験生に受験しやすい環境を整えるために、
ペーパーテストに加えてネット試験が導入されたようです。
詳しくは、以下の商工会議所ホームページをご参照ください。
参考:商工会議所の検定試験
すごくカンタンに言うと、従来の筆記試験と比べて、
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- 同じ出題範囲で、
- より短い時間(3級:60分、2級:90分)で、
- いつでも受験できるようになった!
というわけです。
(ちなみに、2021年6月以降のペーパーテストの試験時間は、ネット試験と同じ時間に変更されます)
しかも、試験終了後、自動採点ですぐに合否を判定してくれます。
結果を待つ必要がないことも大きなメリットの一つですよね。
もちろん、ペーパーテストでもネット試験でも、資格の価値は変わりませんのでご安心を。
簿記3級のネット試験を受けた感想
では、前置きもほどほどに、簿記3級のネット試験を受けた感想をお伝えします。
ひとことで言うと、
という感じです。
もちろんぼくは薬剤師ですので、薬剤師国家試験を含めて、これまで数々の試験を経験してきました。
ですが、ここまで時間に追われた試験ははじめてかもしれません。
大抵の場合、ある程度問題を解き終えた後、「見直し」の時間がありますよね。
単なるぼくの知識不足のせいかもしれませんが、本試験では見直す時間がありませんでした。
画面上では常に残り時間がカウントされていて、
すべての問題を解き終えて、残り時間を確認してみたところ、
なんと、残り3秒でした。笑
(大袈裟に言っているわけではなく、まぎれもない事実ですww)
と思われるかもしれませんが、ぼくなりに対策を講じた上で、この結果でした。
この体験をふまえて、これからチャレンジするあなたが失敗しないように、ぼくなりのアドバイスを記しておきます。
簿記3級のネット試験で一発合格するための3つのコツ
簿記3級のネット試験の試験時間は60分です。
そして、その問題の構成は以下のようになっています。
問題番号 | 問題 | 配点 |
第1問 | 仕訳 15問 | 45点 |
第2問 | 補助簿の選択、勘定記入
文章穴埋め、伝票会計 等 |
20点 |
第3問 | 精算表の作成、財務諸表の作成 | 35点 |
では、この試験時間、問題構成などを考慮して、簿記3級のネット試験で一発合格するための3つのコツはこちら。
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- すべての仕訳を紙に書かない
- 第1問の仕訳を15分以内で確実に満点を取る
- 第3問にしっかり時間をかけて満点を目指す
順に解説していきます。
すべての仕訳を紙に書かない
ネット試験において、仕訳問題の勘定科目はプルダウン形式で選択します。
紙に書くと安心するかもしれませんが、とにかく時間との勝負なのでスクリーンを見ながら直接プルダウンで選択するようにしましょう。
ぼくの場合、第1問の仕訳問題は紙に書かずに、すべてスクリーン上でカタカタ対応しました。
第2問、第3問については、さすがにそうはいかないので、紙にメモ書きすることになりますが、
その際も時間短縮のために省略文字でメモしましたね。
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- 売掛金 → 売×
- 現金 → C
- 貸倒引当金 → 貸引
といった感じです。
普段からこの書き方に慣れておくことが大切です。
第1問の仕訳を15分以内で確実に満点を取る
配点を見ると、この第1問だけで約半分の45点を占めていることがわかります。
そして、実際に解いてみた感想ですが、第1問ではあまり意地悪な問題は出ていませんでした。
つまり、
「第1問の仕訳をいかに速く解き、なおかつ確実に満点を取れるか」
が鍵となります。
見直しの必要がないレベルまで自信を持って即答できるように、事前に数多くの仕訳問題を経験しておきましょう。
第3問にしっかり時間をかけて満点を目指す
第1問に続いて配点の高い第3問ですが、ここにはしっかり時間をかけて満点を目指しましょう。
精算表や財務諸表の穴埋め問題ですので、落ち着いて解けばおそらく問題なく満点がとれるはずです。
そう、「落ち着いて解けば」ね。笑
問題文にある決算整理仕訳を反映しながら、穴埋めしていくわけですが、
仕訳をメモ書きしたらすぐに該当箇所を埋めるスタイルが、時間短縮にもなりスムーズだと思います。
ぼくは落ち着いて解いていたつもりでしたが、残り時間10分の段階で、
という衝撃の事実に気がつきました。
何度も電卓を叩き直しましたが、やっぱり合わない。。
急いで問題を解き直したら、売掛金をプラスしなきゃいけないところをマイナスで計算していたという凡ミスでした。
しかし、これによって貸倒引当金や当期純利益も変わってくるので、
残り時間でバタバタ訂正をして、なんとか残り3秒で終了といった具合です。
試験当日までにしっかりと学習してきたあなたなら、きっと大丈夫。
落ち着いてここでも満点を目指しましょう。
簿記3級のネット試験を受けた感想、まとめ
この記事をまとめると、以下の通り。
簿記3級合格は自由への道の第一歩です。
会計に強くなり、お金についてもっと賢くなりましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!